発熱したら
子どもの発熱について
子どもはよく熱を出します。
急な発熱についての対応と受診のタイミングをご案内します。
熱が出たら
解熱剤で熱を下げてやりたいのが親心ですが、体は熱を上げてウイルスや細菌の増殖を抑え病気を治してくれます。
高熱のために頭がおかしくなることはありません。
解熱剤で熱性けいれんを予防できません。
解熱剤で風邪もインフルエンザも治ることはありません。
せっかく発熱しても解熱剤で熱を下げると免疫細胞のはたらきを弱めてかえって治りが遅くなることがあります。
年齢と子どもの状態で
以下のように対応してください
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3か月未満児で38度以上の場合、すぐに受診してください。
休日の場合は救急当番医に受診しましょう。 -
3か月~3歳未満では、夜に発熱しても状態がよければ、翌日の通常の診察時間の受診でかまいません。
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当院で処方した漢方薬をお持ちの方は飲ませてください。翌日にはかなりの確率で熱が下がり元気になります。
ただし、
元気がない、泣き声が弱い、顔色が悪い、表情が乏しくお母さんをしっかり見ない、皮膚のはりが弱い、尿が出ない、呼吸が速く苦しそう
などのときは解熱剤を投与しないですぐに受診してださい。 -
3歳以上で状態がよければ夜間に受診する必要はありません。
当院で処方した漢方薬をお持ちの方は飲ませてください。
発熱したら漢方薬を!
当院では発熱だけでも7種類10製剤の漢方薬を使い分けて処方しています。
漢方薬は解熱剤とちがって治癒過程を促進するのでとても治療に有効です。
解熱剤を使うのはどういうとき?
親御さんが心配なとき、ぐったりして水分が取れない、夜間に急性中耳炎の痛みがある時などは解熱薬を使用してもいいと思います。
あくまで頓用で1日3回という使い方はしません。
現在は「風邪に解熱薬」の時代ではなくなりました。
この30年で多くの研究により発熱が有益であることが証明されましたが、臨床の現場では体温を下げる治療がいまだに多く行われています。
子どもも大人も漢方薬を内服することで早く治って体温が正常化することをできるだけ多くの方が体験し、知っていただきたいと思っています。
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木 | 9:00〜12:00(受付は11:30まで) | |
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