中耳炎
子どもがかかりやすい中耳炎について
治療について
当院では必要に応じて鼓膜を観察し、急性中耳炎、滲出性中耳炎に対して適切に処置します。
耳あかは取らないで
耳あかは鼓膜を観察しにくいとき当院で除去します。
綿棒を使うと鼓膜の近くまで耳あかを押し込んでしまうことがあるので、耳あかはむりに取らないでください。
現在の急性中耳炎の治療
これまでの急性中耳炎の治療方法は抗生物質と鼓膜切開でしたが治療効果は少ないことがわかってきました。
発熱や耳痛が続き、血液検査で細菌感染が疑われるなら抗生物質を内服、それでも治りが悪いごく少数の症例に鼓膜切開という順番になります。
中耳炎は一直線に治るわけではなく、鼻水が増えると急にうみが増えたりします。
治しきるまでみんなで根気よくがんばりましょう。
夜間に耳が痛くなった時
夜間に救急病院を受診する必要はありません。
翌朝には痛みはなくなります。
耳の下や後ろを冷やすだけでも楽になります。
それでも耳痛があるとき解熱剤のアセトアミノフェン(アンヒバ座薬など)を使うと痛みは30分ほどでおさまります。
鼓膜の状態を観察したいので翌日には受診してください。
耳だれ(耳漏)が出てきたら
ガーゼなどでふき取って翌日に受診してください。
受診時に耳だれを吸引します。
夜間にあわてて抗生剤を飲ませたり、鼓膜切開をおこなう必要はありません。
耳の聞こえが悪い時
急性中耳炎で残りのうみがなくなっていく過程で滲出性中耳炎といわれる状態になることがあります。
呼びかけても振り向かない、テレビの音が大きいなどのときは滲出性中耳炎により耳の聞こえが悪くなっている可能性があります。
現在の滲出性中耳炎の治療
滲出性中耳炎に対しては飲み薬を最小限にして3~6か月ほど治り具合をみていきます。
お家では鼻通りをよくみて、つまっていたらこまめに吸ってあげましょう。治療のゴールは鼓膜の奥のうみが完全になくなり、聞こえが元に戻ること。
しっかり治し切りましょう。
診療時間 | 午前 | 午後 |
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火 | 9:00〜12:00(受付は11:30まで) | 14:00〜15:00(乳児健診) 15:00〜18:00(専門外来・受付は17:30まで) |
水 | 9:00〜12:00(受付は11:30まで) | 14:30〜18:00(受付は17:30まで) |
木 | 9:00〜12:00(受付は11:30まで) | |
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土 | 9:00〜12:30(受付は12:00まで) | |
日・祝 |
休診日:日曜・祝日・第2第4木曜日